EARNINGS REVIEW
2027年3月期 第1四半期 決算レビュー
証券コード 7011(東証プライム) / 対象期間 2026年4月〜6月 / 決算発表 2026年8月4日
税引前四半期利益1,764億円。株予報Proが集計していた市場予想は1,020億円だったから、実に7割超の上振れになる。受注高は20,224億円で四半期として初めて2兆円を超え、受注残高は14兆1,030億円まで積み上がった。8月4日14時31分時点の株価は4,112円、前日比+8.24%で反応している。 ところが会社は、通期の業績見通しに一切手をつけなかった。売上収益5兆4,000億円、事業利益5,400億円、当期利益3,800億円。5月12日に出した数字がそのまま据え置かれている。上方修正したのは受注高の見通しだけだ。事業利益はすでに通期の29.6%(算出)を第1四半期で稼いでいるのに、である。この号は、その「据え置き」が何を意味するのかを読み解く。
受注高
売上収益
事業利益
親会社所有者帰属 四半期利益
01 ── PERFORMANCE
売上収益11,942億円は前年同期の10,341億円から1,600億円の増加。GTCCと原子力が伸びを牽引した。利益の伸び方はこれを大きく追い越している。事業利益は966億円から1,596億円へ629億円の増加で+65.1%。事業利益率は9.4%から13.4%へ4.0ポイント上がった。
もう一段下、税引前四半期利益は886億円から1,764億円へ+99.0%と、ほぼ倍になっている。事業利益の増加が629億円なのに税引前は877億円増えた。差の248億円(算出)はすべて金融損益だ。金融収益が38億円から204億円へ、金融費用が118億円から36億円へ。円安が進んだことによる為替差益が、この段で乗っている。
ここは分けて読んでおきたい。本業の実力が映るのは事業利益の+65.1%のほうで、+99.0%という見栄えのいい数字には為替の振れが上乗せされている。翌四半期に円高へ振れれば、同じ理屈で今度は逆向きに効く。
売上収益と事業利益 ── 前年同期との比較
単位:億円 / 2026年3月期1Q(ロジスネクスト除く)vs 2027年3月期1Q
| 連結(2026年4-6月) | 前年同期 | 実績 | 増減率 |
|---|---|---|---|
| 受注高 | 16,092億円 | 20,224億円 | +25.7% |
| 売上収益 | 10,341億円 | 11,942億円 | +15.5% |
| 事業利益 | 966億円 | 1,596億円 | +65.1% |
| 税引前四半期利益 | 886億円 | 1,764億円 | +99.0% |
| 四半期利益 | 714億円 | 1,381億円 | +93.4% |
| 親会社所有者帰属四半期利益 | 682億円 | 1,346億円 | +97.4% |
| 基本的1株当たり四半期利益 | 20円32銭 | 40円08銭 | +97.2%(算出) |
| EBITDA | 1,254億円 | 1,903億円 | +51.8%(マージン15.9%) |
| フリー・キャッシュ・フロー | 643億円 | 3,915億円 | +3,271億円 |
販売費及び一般管理費は1,444億円から1,527億円へ83億円増えたが、売上に対する比率は14.0%から12.8%へ1.2ポイント下がった(算出)。増収のスピードに費用が追いついていない状態で、これが利益率の押し上げに効いている。研究開発費は461億円から654億円へ+41.9%(算出)と、費用のなかでは突出して増やしている項目だ。
四半期利益1,381億円のうち65億円は、5月1日に手放したロジスネクスト(非継続事業)から出ている。中身は株式譲渡損失329億円と、海外子会社の換算差額が実現した利益245億円、これに法人税の戻り118億円が乗って、差し引き黒字になったものだ。継続事業だけの四半期利益は1,315億円(算出)。「純利益がほぼ倍」という見出しには、事業を売った会計処理の分がわずかに含まれている。
02 ── BRIDGE
会社は事業利益の増減を要因ごとに分解して開示している。出発点は前年同期の1,041億円。ここからロジスネクスト分の75億円を落として966億円が比較の土台になる。そこに売上増と利益率改善で550億円、為替で90億円、アセットマネジメント(資産の売却益など)で50億円が積み上がり、賃金アップなどで60億円が落ちて1,596億円に着地した。
増益629億円のうち為替の寄与は90億円、率にして14.3%(算出)。裏を返せば残りの8割超は、売った量が増えたことと採算が良くなったことで説明がつく。円安に助けられただけの決算ではない。
事業利益の増減分析 ── 966億円から1,596億円まで
単位:億円 / 会社開示の要因分解(2026年度第1四半期決算説明資料 P.9)
売上計上の平均レートは1ドル145円80銭から157円20銭へ、11円40銭の円安。ユーロも162円30銭から183円70銭へ振れた。一方で通期見通しの前提は1ドル150円・1ユーロ180円のままだ。1Qの実績157円20銭より7円20銭ぶん円高を置いていることになる。この前提が保守的なら通期には上振れ余地が残り、逆に実勢が前提どおり円高へ戻れば追い風は消える。
会社は残りの期間に為替が確定していないドル建て取引を32億ドル、ユーロ建てを6億ユーロと開示している。単純計算では1円の変動が32億円の振れになる(算出)。事業利益5,400億円の見通しに対して、決して小さくない感応度だ。
03 ── SEGMENT
4月1日の組織再編で報告セグメントは「エナジー」「プラント・インフラ」「インダストリアル・ソリューション」「航空・防衛・宇宙」の4区分になった。旧「物流・冷熱・ドライブシステム」の改称と、データセンター&エネルギーマネジメント部の移管が中身の変更点だ。
この4つで見ると、稼ぎの偏りははっきりしている。エナジーの事業利益1,013億円は、連結1,596億円の63.5%(算出)。しかも前年の564億円から+80%と、伸び率でも他を引き離した。利益率は13.3%から18.9%へ5.6ポイント改善している。
セグメント別の事業利益 ── 前年同期との比較
単位:億円 / 4区分は2026年4月1日の組織再編後。前年同期は再編を遡って反映
| セグメント(2026年4-6月) | 売上収益 | 前年比 | 事業利益 | 前年比 | 利益率 |
|---|---|---|---|---|---|
| エナジー | 5,363億円 | +26.7% | 1,013億円 | +80% | 18.9% |
| プラント・インフラ | 2,000億円 | △3.8% | 217億円 | +17% | 10.9% |
| インダストリアル・ソリューション | 1,779億円 | +15.1% | 99億円 | +146% | 5.6% |
| 航空・防衛・宇宙 | 2,860億円 | +9.8% | 324億円 | +13% | 11.3% |
| その他及び全社又は消去 | △122億円 | ─ | △58億円 | ─ | ─ |
| 合計 | 11,942億円 | +15.5% | 1,596億円 | +65% | 13.4% |
売上の前年比は開示の億円値からの算出。事業利益の前年比は会社開示の増減率。利益率は事業利益÷売上収益(算出)。
エナジーを事業別に開くと、伸びの出どころが見える。GTCCの売上は1,968億円から2,749億円へ+39.7%(算出)。原子力は537億円から803億円へ+49.5%(算出)。会社はこの2つを増益の主因に挙げている。一方でスチームパワーは売上869億円と減収だが、受注は929億円から1,608億円へ+73.1%(算出)と中東・アジア向けが伸びた。
| エナジー 主要事業 | 受注高 前1Q | 受注高 当1Q | 売上 前1Q | 売上 当1Q |
|---|---|---|---|---|
| GTCC | 6,025億円 | 9,300億円 | 1,968億円 | 2,749億円 |
| スチームパワー | 929億円 | 1,608億円 | 962億円 | 869億円 |
| 航空エンジン | 628億円 | 986億円 | 594億円 | 760億円 |
| 原子力 | 1,014億円 | 1,555億円 | 537億円 | 803億円 |
| エナジー計(その他含む) | 8,713億円 | 13,593億円 | 4,232億円 | 5,363億円 |
もうひとつ、エナジーの数字で見ておきたいのがアフターサービスの比率だ。エナジー全体の売上に占めるアフターサービスの割合は64%から59%へ下がった。GTCCに限れば55%から45%だ。これは新設案件の出荷が増えて分母が膨らんだ結果で、悪い変化ではない。ただしアフターサービスは新設より採算が安定しやすい領域でもある。新設の比重が上がるほど、案件ごとの採算のブレは大きくなる。
プラント・インフラは売上2,000億円で△3.8%(算出)の減収ながら、事業利益は185億円から217億円へ+17%。エンジニアリングが増収増益で、製鉄機械と機械システムが減収減益という内訳になっている。受注のほうは2,395億円から3,688億円へ+54.0%(算出)で、製鉄機械と商船が伸びた。
インダストリアル・ソリューションは事業利益40億円から99億円へ+146%。利益率は2.6%から5.6%へ上がったが、それでも4区分でいちばん低い。エンジンのアジア向けが好調で、冷熱は国内の大型冷凍機が堅調。通期見通しは300億円(利益率4.0%)で、前期の20億円の赤字からの黒字転換を計画している。
04 ── ORDERS
受注は四半期として過去最大の20,224億円。前年同期から4,132億円の増加で+25.7%。ただし中身は一方向ではない。エナジーが8,713億円から13,593億円へ+56.0%(算出)と全体を引き上げた裏で、航空・防衛・宇宙は3,508億円から1,209億円へ△65.5%(算出)と3分の1近くまで落ちている。
この減少には理由がある。前年同期にオーストラリア向けフリゲートの大型受注が計上されており、その反動だ。会社はこの案件を除けば防衛・宇宙の受注は前年度対比で増加を見込むとしており、通期の受注見通しはむしろ16,500億円から17,500億円へ引き上げている。
セグメント別の受注高 ── 前年同期との比較
単位:億円 / エナジーが押し上げ、航空・防衛・宇宙は大型案件の反動で減少
3月末の13兆2,376億円から8,653億円積み増して、6月末の受注残高は14兆1,030億円になった。通期の売上見通し5兆4,000億円で割ると約2.6年分(算出)。この会社が数年先まで作るものを持っていることを、この1行が示している。
積み上がったのはエナジーだ。6兆9,832億円から7兆8,146億円へ8,314億円増えて、増加額のほぼ全部を占める。逆に航空・防衛・宇宙は4兆632億円から3兆8,983億円へ1,649億円減った。売上として消化した分を新規受注が埋めきらなかった格好で、通期の受注見通し17,500億円に対する1Q進捗は6.9%(算出)にとどまる。ここは下期の大型受注を前提にした置き方になっている。
| 受注残高 | 3月末 | 6月末 |
|---|---|---|
| エナジー | 69,832億円 | 78,146億円 |
| プラント・インフラ | 21,028億円 | 22,861億円 |
| インダストリアル・ソリューション | 875億円 | 1,032億円 |
| 航空・防衛・宇宙 | 40,632億円 | 38,983億円 |
| 合計 | 132,376億円 | 141,030億円 |
| 大型ガスタービン | 前1Q | 当1Q |
|---|---|---|
| 受注台数 | 8台 | 10台 |
| 受注出力 | 4GW | 4GW |
| 契約残台数 | 53台 | 80台 |
| 契約残出力 | 23GW | 35GW |
| うち米州の受注 | 6台 | 4台 |
大型ガスタービンの契約残台数は前年度末(2026年3月末)時点で74台・33GW。中国の協業先企業における受注台数は別枠で、前1Q3台・当1Q2台。
売上を地域別に見ると、国内4,788億円で+7.1%、米州3,574億円で+22.9%、アジア・パシフィック1,875億円で+14.2%、EMEA1,704億円で+28.9%(いずれも算出)。海外比率は59.9%(算出)で、前年の56.8%から3.1ポイント上がった。米州はGTCC、EMEAは航空・防衛・宇宙とエナジーが押し上げている。データセンター向け電源の需要が最も強い地域で売上が伸びている構図で、受注の中身とも符合する。
05 ── GUIDANCE
この決算のいちばんの読みどころがここだ。会社は通期の売上収益5兆4,000億円、事業利益5,400億円、税引前利益5,300億円、当期利益3,800億円を、5月12日の公表から動かさなかった。手を入れたのは受注高で、6兆8,000億円から7兆円へ2,000億円の引き上げ。内訳はエナジーが34,500億円から35,500億円、航空・防衛・宇宙が16,500億円から17,500億円だ。
一方で第1四半期の進捗率は、売上収益22.1%、事業利益29.6%、税引前利益33.3%、当期利益35.4%(いずれも算出)。売上だけが25%を下回り、利益系は軒並み大きく超えている。とりわけ当期利益は35.4%で、単純に4倍すると1兆4,000億円を超える計算になる。
通期見通しに対する第1四半期の進捗率
単位:% / 点線=1年の1/4(25%)
| 2027年3月期 通期見通し | 前期実績 | 5月12日公表 | 8月4日 | 前期比 |
|---|---|---|---|---|
| 受注高 | 76,536億円 | 68,000億円 | 70,000億円 | △8.5% |
| 売上収益 | 49,741億円 | 54,000億円 | 54,000億円 | +8.6% |
| 事業利益 | 4,322億円 | 5,400億円 | 5,400億円 | +24.9%(利益率10.0%) |
| 親会社所有者帰属当期利益 | 3,321億円 | 3,800億円 | 3,800億円 | +14.4% |
| EBITDA | 5,537億円 | 6,600億円 | 6,600億円 | +19.2% |
| フリー・キャッシュ・フロー | 8,934億円 | 3,000億円 | 6,000億円 | △2,934億円 |
| ROE | 12.2% | 12% | 12% | ─ |
| 年間配当 | 25円 | 29円 | 29円 | +4円 |
前提為替レートは1ドル150円・1ユーロ180円。見通しには中東情勢の影響を含めていないと会社は注記している。フリー・キャッシュ・フローの見通しは3,000億円から6,000億円へ引き上げられた。
いずれにせよ、進捗率が示す上振れ余地と、会社が置いた数字とのあいだには距離がある。次の四半期に見通しが動くかどうかが、この銘柄を見るうえでの次の分岐点になる。
06 ── MARKET VIEW
株予報Proの集計では、第1四半期の税引前利益に対する市場予想は1,020億円だった。実績は1,764億円。差は744億円、率にして+72.9%(算出)の上振れになる。決算発表当日の8月4日、14時31分時点の株価は4,112円で前日比+313円、+8.24%。市場の想定を明確に超えた決算だったことは、この2つの数字が示している。
第1四半期の税引前利益 ── 市場予想と実績
単位:億円 / 市場予想は株予報Pro掲載のIFISコンセンサス
面白いのは通期の並びだ。会社の見通しは売上5兆4,000億円、税引前5,300億円、当期利益3,800億円。対する市場予想は売上5兆5,373億円、経常(税引前)5,861億円、当期利益4,105億円。3項目とも市場のほうが上を見ている。会社が据え置いた見通しを、アナリストは信じていないとも読める。1Qの進捗率が示す上振れ余地を、市場はすでに数字に織り込んでいる。
| 2027年3月期 通期 | 会社見通し(8/4据え置き) | 市場予想 | 差 |
|---|---|---|---|
| 売上収益 | 5兆4,000億円 | 5兆5,373億円 | 会社が△1,373億円(△2.5%) |
| 税引前(経常)利益 | 5,300億円 | 5,861億円 | 会社が△561億円(△9.6%) |
| 当期利益 | 3,800億円 | 4,105億円 | 会社が△305億円(△7.4%) |
市場予想は株予報Pro掲載のIFISコンセンサス(2026年8月4日時点)。IFRS採用企業のため、経常利益の欄には税引前利益が対応する。差の金額・率は算出値。
8月4日14時31分時点の株価4,112円に対し、会社見通しの1株当たり当期利益113円09銭を使った予想PERは36.4倍。実績PBRは4.47倍、年間配当29円での予想利回りは0.71%。時価総額はおよそ13.9兆円。アナリストの目標株価の平均は5,542円で、現在値からの乖離は34.78%。レーティングは5段階で4.77と、かなり強気に寄っている。
PER36倍という水準は、重工業の伝統的な評価尺度からは大きく外れている。市場がここに払っているのは今期の利益ではなく、14兆円の受注残とデータセンター向け電源の需要が数年続くという見立てだ。裏返せば、その見立てが揺らいだときの下押しも同じ倍率で効く。
07 ── BALANCE SHEET
6月末の資産合計は8兆1,513億円で、3月末から1,183億円の減少。手元の現金及び現金同等物は1兆3,348億円から1兆6,840億円へ3,492億円増えた。有利子負債は5,198億円とほぼ横ばいで、差し引きのネットは1兆1,642億円のキャッシュ超過。D/Eレシオ0.16、親会社所有者帰属持分比率は37.3%から38.9%へ1.6ポイント上がった。
キャッシュの動きは特殊な四半期だった。営業キャッシュ・フローは896億円から2,845億円へ1,949億円の増加。契約負債(前受金)が2,995億円増えており、受注が現金の形で先に入ってきていることが読み取れる。投資キャッシュ・フローは253億円のマイナスから1,069億円のプラスへ転じた。ロジスネクストの譲渡に伴う事業売却収入1,382億円が入ったためで、通常の四半期には起きない動きだ。結果、フリー・キャッシュ・フローは3,915億円と前年の643億円から6倍になった。
| キャッシュ・フロー | 前1Q | 当1Q |
|---|---|---|
| 営業活動 | +896億円 | +2,845億円 |
| 投資活動 | △253億円 | +1,069億円 |
| フリーCF | +643億円 | +3,915億円 |
| 財務活動 | △478億円 | △821億円 |
| 財政状態 | 3月末 | 6月末 |
|---|---|---|
| 資産合計 | 82,697億円 | 81,513億円 |
| 現金及び現金同等物 | 13,348億円 | 16,840億円 |
| 有利子負債 | 5,157億円 | 5,198億円 |
| 親会社所有者帰属持分 | 30,885億円 | 31,712億円 |
| 自己資本比率 | 37.3% | 38.9% |
配当は年間29円の予想を据え置いた。中間14円、期末15円で、前期の25円から4円の増配になる。設備投資の通期見通しは2,100億円、研究開発費(広義)は3,500億円。1Qの実績はそれぞれ279億円と654億円で、投資はここからが本番という置き方だ。GTCCの増産と原子力の案件をこなすための能力増強が、下期に向けて積み上がることになる。
08 ── SUMMARY
今回の決算を一言でまとめるなら、電力需要が三菱重工の損益計算書に届いた四半期だった。データセンターの建設ラッシュが電源の逼迫を招き、短期間に大容量を確保できるGTCCへ引き合いが集中する。その注文が売上に変わり始めたのが、エナジーの売上+26.7%と利益率18.9%という数字だ。大型ガスタービンの契約残は80台・35GW。原子力もこれに続いている。
そのうえで、この号で見ておきたい数字は3つある。事業利益の進捗29.6%、航空・防衛・宇宙の受注進捗6.9%、そして予想PER36.4倍。1つ目は会社が通期をどれだけ低く置いているかを、2つ目は下期に何を積む前提かを、3つ目は株価がその先をどこまで買っているかを示す。会社は数字を動かさなかった。市場はもう動かしている。この四半期は、その差がいちばんはっきり出た決算だった。